かれこれ4年前になるが、YouTubeで私はこんな動画を上げていた。
酷暑に打ち勝つスタミナをつけようと、「夏のスタミナ丼」なるものを私が作って食べる動画だ。
あらためて見かえすと、実食している際に何も言葉を発せずにひたすら無言で食っている。当時としては「無言で夢中で食べている感じを出した方が、旨さが伝わるのではないか」と思って撮っているから稚拙きわまりないのだが…(恥)
ちょっと面倒くさく思えても、どんな味がするかとか、どういう系統の美味しさなのかとか言葉で伝えることこそ、動画配信の醍醐味なのだ…、ということが分かってきたのも、ついここ1~2年のことだ。4年前の「若き配信者」であった私に理解できようもない。
4年前のこの動画をもとに、あらためて「夏のスタミナ丼」を作ってみた。動画の最後に自分が文章で書いたレシピが、あまりに詳細に欠け、再現するのに苦労したが…。
こんな感じの出来だ(笑)

動画では、ご飯の上にほうれん草の醤油漬けを載せ、その上に豚肉、納豆、生卵の順に載せている。しかし「納豆はちょっと合わないんじゃないか…」と抵抗感があり、載せない方向にした。そして、ほうれん草も豚肉とは別に区切って載せることにした。
4年ぶりに作ると、やはり料理に向ける自分の感性もちがってくるし、料理の仕方も変化する。
久々に作って食べたが、じつに旨かった。4年前の夏、この動画を編集し終えた日の夜に夜行バスにのり、甲子園の準決勝(金足農vs日大三)を見に行ったことをふと思い出した(笑)準決勝戦を観た後は兵庫県に一泊し、翌日は野球とは全く関係の無い、赤穂の史跡観光を一人でした、よく分からない旅だった。
赤穂城跡・塩屋門付近。