対人コミュニケーション

コロナ禍で孤立する若者たち(後編)

コロナ禍で若者の出会い(恋愛)はどう変化したのか

1、マッチングアプリで出会いを探す若者たち

コロナで人と直接会う機会が減り、異性と知り合う機会も当然減る。

彼氏・彼女が欲しいと思っていた大学生も、サークルや飲み会の減少、オンライン授業になったことで出会いが全くなくなった、という話を聞く。

私も36歳だが未婚なので、コロナ前は異性との出会いを求めて動き回っていた。(笑)が、コロナ禍でデートできなくなり、それまでの異性関係をほとんど失った。

なので、異性と出会えなくなった若者には共感せざるをえない。

学校での出会いが無くなると、たとえば友達からの紹介とかで出会うしかないのか…?

しかしそれでも対面で会うことになるので、コロナ禍中では難しいということになる。

となると、マッチングアプリや出会い系アプリで出会いを探す、ということになるのだろうか?

出会い系、というとカラダ目的の出会いというイメージが以前は強かったが、近頃では「マッチングアプリ」といって、きちんとした恋人探し、パートナー探しが出来るアプリが結構ある。

出会い系のように、写真とは全く異なる顔の人が待ち合わせ場所にあらわれたとか、会ってみたらマルチ商法の勧誘だった、というようなトラブルがあまり無いのが、マッチングアプリの魅力なのだそうだ。

出会い系のように軽い気持ちで始められると思いきや、登録に身分証明書の掲示を求められたり、顔写真で本人確認をされたりと、意外にもハードルが高い。

だからこそ、異性のパートナー探しや婚活の人が安心して入れる、そしてちゃんとした出会いを安心して探せる、ということになる。

これだけ本人確認がしっかりしていれば、いわゆる”サクラ”も居ないだろうと思われる。

コロナでなかなか異性と出会いづらくなった若者では、こんなある程度信頼感のあるマッチングアプリで出会いを探す人が増えているようだ。

少し調べてみたが、データ的にもコロナ以後に、マッチングアプリに登録をはじめた10~20代の人たちは確実に増加している。(むろんネット上には、マッチングアプリを宣伝するための怪しげなデータもあったが、それらを排してみてもやはり増加傾向が見られる)

実際、私の体験としても、2020年の8月にペアーズというマッチングアプリに登録した。今のところ一人とも会っていなく、何も進行していないのだが…(苦笑)

2、オンラインデートの注意点

しかしマッチングアプリで好みの異性と出会ったとして、実際に初デートするとしても、夜に飲食店は開いてないし、感染リスクも考えなくてはいけないし…。結局無理なんじゃないか、という単純な疑問が湧いた。

が、その点も時代のニーズに合わせてよく考えられていて、「オンラインデート」というものがあるそうだ。

マッチングアプリで最初、メッセージのやりとりをした上で、いいなと思った異性とはオンラインの映像を通して会話、デートが出来るというものだ。

たしかにこのコロナ禍で、zoomやskypeなど一般人も使い方が分かるテレビ電話システムが増えている。

これこそ、コロナ禍でのニーズに合わせた理想的な出会い方だ。

オンラインであれば、対面での会話による感染は無いし、また飲食店などの店内での感染リスクも無い。しかも、リッチなレストランなどに行く必要もなく、コストもかからない。

調べてみたところ、「オンラインデートでの注意点」というのがたくさんあったので、書きとめておこうと思う。

オンラインデートは、対面でのデートと比べて緊張感がゆるみがちで、自宅での空気感でそのまま臨むと相手にいい印象を抱かれないことがある。ちゃんと「かっこいい自分」「可愛い自分」を演出してのぞむべし。

映像で自分の背景にうつった部屋の中が汚くないようにしておくこと。(せめて背景だけでも整理整頓しておく)

自宅のインターネット環境(wi-fiなど)がしっかりつながっているか確認しておく。異性との会話中に通信が途切れてしまうと、やはりテンションが下がり、「そろそろ終わりましょうか」というノリになりがち。

※私自身の体験として、初対面で最初から通信のつながりが悪いと、「この人とは縁がないということなのかな」と思えてきてしまうことも。

カメラの画質が粗くないか、または画面が暗くないかチェックしておく。画質が悪いとやはりマイナスイメージを抱かれてしまうし、顔が暗く写っていると「暗い人」という印象を抱かれやすい。

以上のように、ふつうの対面のデートとは異なる部分が重視されてくるのがオンラインデートだ。

対面デートとちがって、歩いているときに相手の横顔を見られるということもなく、基本的に正面の顔だけで互いに「好みかどうか」判断することになる。

また、オンラインでは匂いが伝わらないため、相手の女性がどんな香水をつけているのか、とか、相手の男性の体臭が濃くないか、とかは一切分からないこととなる(笑)

異性との初対面のデートとしては、ちょっとドキドキ感が足りないんじゃない?と物足りなさも感じられるけれども…。人との接触を避けなければならないコロナ禍でパートナーを探したい人には必須のスキルになってくるだろう。

たとえば1度か2度オンラインで会話してみて、「この人なら良いかも…」と思えてから初めて、飲食店で対面デートをするというのもありかもしれない。オンラインでのやりとりで、あきらかに「この人感染対策とかしっかりしていなさそう」というようなヤバい奴だった場合、そこでメッセージのやりとりを辞めてしまえば、無用な感染リスクは避けられることになる。

オンラインデートと対面デートを、恋愛関係の展開を見ながら上手く使い分けていく。そんなスタイルが、コロナ禍では必要なのかもしれない。

3、コロナ禍でも出会いまくっている大学生

コロナでサークルも飲み会も減り、出会いが無いのかと思いきや、マッチングアプリでしっかり相手を見つけている若者も多いようだ。

「コロナで青春の数年間を奪われるのは損」と豪語し、コロナ禍関係なくアプリで男性と出会いまくっている女子大学生の記事も見つけてしまった。先日もアプリで出会った男性と初デートしたが、草食男子で、真面目すぎて会話がつまらなく、即ブロックしたらしい。彼女いわく、「会ってみてイマイチだった男性とは自然消滅すればいいので、気軽に出会ったり別れられるのが、アプリの長所」だそうだ(苦笑)


若者だけでなく、あらゆる世代に言えることだろうが、コロナ禍中での恋愛に対する姿勢は2つに分かれると思う。

「コロナなんか関係なく行動しよう!」と、出会いをガッツリ探したり婚活をすすめる人。

感染リスクを恐れて、ひとまず新たな出会いはあきらめて恋愛以外の仕事や趣味に精を出す人。

どちらが良い悪いは言えないが、変異株が猛威をふるいだしている現在(2021年夏)においては、後者の姿勢が賢いと言わざるをえない。

この状況であまり危機感なく異性とたくさん会っている人は、「今さえ楽しめればいい」というタイプなので、恋愛のちゃんとしたパートナーを探すには相応しくないだろう。

いまコロナにかかってしまったら、たとえば後遺症といわれる嗅覚障害・味覚障害が一生つづくかもしれない。そうなってしまったらパートナーが作ってくれる料理を毎回おいしく味わえなくなるし、恋人が漂わせる性的な香りも楽しめなくなる。


長期的な幸せを掴むためには、いまは新たな異性との出会いは我慢しておくべきかもしれない。

まとめ

前編では、コロナ禍で孤立した若者の相談と、それに対する「名回答」を紹介した。また、「若者」を感染対策のターゲットと決めこむ指導者、政府側の問題をとりあげた。

後編では、やや視点を切り替えて、若者はコロナで恋愛の出会いさえも失ってしまったのか?について書いた。コロナ禍で全く出会いがなくなったのかと思いきや、若者たちは意外にもオンラインデートなどで活発に出会いを探していた。

その流れで、オンラインデートにおける注意点などにも触れた。

真面目な若者ほど、孤立してしまっている現状があるかもしれない。コロナ禍でも、マッチングアプリを使ってがっつり出会っている若者も多いみたいだ。

若者、とひとくくりにしても、それぞれの考え方次第なのだろう。

自粛自粛、と自分を追い詰めすぎずに、毎日の食事(献立)選びを楽しんだり、ときにはマッチングアプリに登録して気になる異性探しをしてみたりすることも、コロナ禍での息抜きになるにちがいない。

「コロナ禍で孤立する若者たち」完

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